
1. はじめに:トイレのトラブルは誰にでも起こる
「水が流れない」「止まらない」「水漏れしている」…。
トイレの不具合は突然起こり、生活に大きな支障を与えます。
しかも「修理で済むのか、それとも交換すべきなのか」判断に迷う方は非常に多いです。
この記事では、水道修理の現場経験をもとに、トイレの故障の種類・修理で直せるケース・交換を検討すべきケースを詳しく解説します。
2. トイレの主な故障の種類
2-1. 水が止まらない(チョロチョロ音が続く)
原因:ゴムフロートの劣化、ボールタップ不良、給水バルブ不具合
2-2. 水が流れない/流れが弱い
原因:レバーとチェーンの外れ、タンク内部の故障、排水管の詰まり
2-3. 便器や床から水漏れ
原因:便器と床の接続部(フランジ)の劣化、配管の緩み
2-4. レバーやボタンの不具合
原因:部品の摩耗や破損
2-5. 便器やタンクのひび割れ
原因:経年劣化や衝撃による破損
まずは「どの部分に不具合があるか」を切り分けることが重要です。
3. 修理で直せるケース
3-1. 部品の交換で済むトラブル
- ゴムフロート(数年で劣化する消耗品)
- ボールタップ(給水を止める部品)
- レバー・チェーン
- パッキン類(つなぎ目のゴム)
これらは修理業者に依頼すれば、数千円〜1万円台で解決することが多いです。
3-2. 詰まり
軽度の詰まりはスッポン(ラバーカップ)やローポンプで解消可能。
重度の詰まり(排水管の奥)は専門業者の高圧洗浄が必要になります。
4. 交換を検討すべきケース
4-1. 便器やタンク本体にひび割れ
水漏れの危険性があり、部分修理では解決できません。
4-2. 部品交換を繰り返しても不具合が再発
→ 10年以上使っているトイレは、修理より交換の方がコストパフォーマンスが良い場合があります。
4-3. 築年数が古く、全体的に劣化している
便器やタンクの耐用年数は15〜20年程度。
古いタイプは節水機能も弱く、水道代が高くなる原因にもなります。
5. 修理と交換の費用目安
内容 | 費用の目安 |
---|---|
ゴムフロート交換 | 3,000〜6,000円 |
ボールタップ交換 | 8,000〜15,000円 |
レバー交換 | 3,000〜8,000円 |
高圧洗浄(排水詰まり) | 15,000〜30,000円 |
便器本体交換 | 80,000〜150,000円 |
タンク+便器セット交換 | 120,000〜200,000円 |
👉 短期的には修理が安いですが、10年以上経ったトイレは交換した方が長期的にお得なケースも多いです。
6. 修理を選ぶメリット・デメリット
- ✅ 費用が安い
- ✅ 作業時間が短い(1〜2時間で完了)
- ❌ 古いトイレだと再発リスクが高い
- ❌ 部品が廃盤になっていると修理不可
7. 交換を選ぶメリット・デメリット
- ✅ 節水効果が高く水道代を抑えられる
- ✅ 新機能(自動洗浄・脱臭など)で快適性が向上
- ✅ 修理頻度が減り、長期的に安心
- ❌ 費用が高い
- ❌ 工事が必要(半日〜1日)
8. 判断基準のチェックリスト
- トイレ使用年数は 15年以上?
- 部品交換をしても 再発している?
- 便器やタンクに ひび割れはある?
- 節水型に変えて水道代を下げたい?
・ 2つ以上当てはまれば交換を検討しましょう。
9. プロに依頼すべきタイミング
- 水漏れが続いている
- 詰まりが何度も発生する
- 修理費用が高額になりそう
- 古いトイレで部品が入手困難
自分で判断できない場合は、プロに現場を見てもらうのが最も確実です。
10. まとめ
トイレの故障は、軽度なら修理で十分ですが、老朽化や本体破損がある場合は交換の方が結果的にお得です。
「修理か交換か」の判断は専門知識が必要なので、迷ったときはプロに相談しましょう。
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