夏に増えるエアコン発火事故|危険の予兆と家庭でできる安全対策

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はじめに

夏本番になるとエアコンの使用時間が一気に増えますが、それに伴って増えるのが発火事故です。政府や消防庁の調査によると、過去5年間で300件以上の事故が発生し、その中には死亡例も報告されています。今回は、エアコン発火事故の主な原因と、家庭でできる予兆チェック・安全対策をご紹介します。


エアコン発火事故の主な原因

  1. 電源コードや延長コードの接続不良
    接触が甘い、コードが古い、たこ足配線などによって異常発熱や発火が起きることがあります。
  2. 内部への水分侵入(トラッキング現象)
    洗浄液や湿気がコンセント部分に入り、放電して発火する現象です。
  3. 小動物の侵入やほこり詰まり
    室外機や配線部分に小動物が入り込み、ショートや異常発熱の原因になることがあります。
  4. フィルターの詰まりによる負荷増加
    風の通り道がふさがれ、モーターや電気部品に負荷がかかって過熱します。

危険の予兆チェック

日常的に以下のサインがあれば要注意です。

  • プラグやコンセントが熱くなっている
  • プラグ部分の変色や焦げ跡がある
  • エアコンから焦げ臭いにおいがする
  • 室外機から異音や異臭がする
  • ブレーカーが頻繁に落ちる
  • 運転中に本体やコードが振動・異音を発する

家庭でできる安全対策

  • 専用コンセントに直差しする(延長コードは使わない)
  • 年1回はフィルター掃除(使用頻度が高い場合は月1回)
  • 運転前の試運転で異常がないか確認
  • 室外機周りの物を片付けて風通しを確保
  • プラグ・コードの劣化チェック(変色・ひび割れは即交換)
  • 分解や配線作業は必ず専門業者に依頼

まとめ

エアコンの発火事故は、ほとんどが事前の点検と正しい使い方で防げる事故です。
特に夏場は稼働時間が長くなり、ちょっとした異常が大きな事故につながる危険性があります。
日頃から予兆を見逃さず、安全な使い方を心がけましょう。


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