
目次
はじめに
夏が近づくとエアコンの稼働時間が増え、清掃依頼も急増します。しかし、近年は清掃中のミスによる発火事故や故障がニュースで取り上げられることが増えています。
特に、洗浄液が内部に侵入しトラッキング現象を引き起こす事故は、命や財産に関わる深刻なケースです。
本記事では、実際の事故事例・原因・防止策、そして安全な業者を見極めるための具体的なポイントまで徹底解説します。
1. エアコン清掃による事故はなぜ起こるのか?
1-1. 洗浄液の内部侵入
- 電気基板や配線部分に洗浄液がかかると、乾ききらないまま通電してショートや発火が発生。
- 高圧洗浄やスプレー噴霧時の養生不足が原因のほとんど。
1-2. トラッキング現象
- プラグやコンセント部分に水分やホコリが溜まり、放電して発火。
- 洗浄作業後に湿気が残っていると起きやすい。
1-3. 部品の破損・組み付け不良
- ネジやパーツをなくす、カバーが正しく取り付けられていないなどの組み付けミス。
- 振動・異音・ガタつきの原因となり、最悪の場合は内部損傷。
1-4. 室内への水漏れ
- 養生が不十分で床や家具が濡れ、腐食やカビの原因になる。
2. 実際の事故データ(消防庁・政府広報より)
- 2018年度〜2022年度の5年間で302件のエアコン事故が報告。
- このうち9件が死亡事故、発火が主な原因。
- 発生時期は7月〜8月が全体の約6割を占める。
- 原因別では電源コード接触不良・洗浄液侵入・小動物侵入が上位。
3. 技術不足業者の典型的な失敗例
- 養生せずに基板に洗浄液を直接吹きかけた
- 高圧洗浄の水圧が強すぎて配線を損傷
- 清掃後すぐ通電して乾燥不足のまま運転開始
- 壁や家具への養生を省略して室内を水浸しに
- 分解した部品を正しく戻せず振動・異音発生
4. 安全な業者を選ぶための5つのポイント
4-1. 実績と経験年数
- 「年間1000台以上清掃」や「業歴10年以上」など具体的な実績を確認。
- 作業事例写真や動画を公開している業者は信頼度高め。
4-2. 作業内容の事前説明
- 清掃方法(分解範囲・使用洗剤・養生方法)を事前に説明できるか。
- 工程や所要時間を曖昧にする業者は注意。
4-3. 使用洗浄液の安全性
- 電気部品に影響しない洗浄液を使用しているか。
- 希釈率や中和処理の説明があるか。
4-4. 損害賠償保険への加入
- 作業ミスや事故時の補償があるか必ず確認。
- 契約書や利用規約に保険対応について明記されているか。
4-5. 口コミ・評価の確認
- Googleマップや口コミサイトで事故やクレーム履歴を確認。
- 星の数だけでなくコメント内容をチェックし「対応の丁寧さ」も見る。
5. 契約前に確認すべき質問例
- 「洗浄液が基板にかからないよう、どんな養生をしますか?」
- 「作業後はどのくらい乾燥させますか?」
- 「もし作業後に不具合が出たら、どのように対応してくれますか?」
- 「損害賠償保険には加入していますか?」
6. 安全業者の作業工程(理想的な流れ)
- 現地到着後、周囲の家具や壁を養生
- 電源コード・コンセント周りを保護
- 分解(カバー・フィルター・ドレンパン)
- 基板や配線部分に防水カバー
- 洗浄液の適切な噴霧・高圧洗浄
- 洗浄後の排水処理
- 完全乾燥(最低30分以上)
- 試運転で異音・異臭・水漏れ確認
7. 自分でできる予防チェック
- 清掃前後にプラグ・コンセントの状態を確認
- 試運転で異音・異臭・振動をチェック
- 室外機周辺の物を片付けて風通しを確保
- フィルターは月1回程度掃除
まとめ
エアコン清掃は快適な生活のために必要ですが、業者選びを誤ると発火や故障などの事故リスクがあります。
実績・説明力・保険加入・口コミの4つをしっかり確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。
正しい清掃は、エアコンの寿命を延ばすだけでなく、家族の安全を守ります。
くらしお助け隊では、安全にエアコンの清掃(クリーニング)をいたします!
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