
はじめに
エアコンをつけたのに風が出ない、または弱々しくて部屋が冷えない…。
真夏や真冬にこんな症状が起こると、生活に大きな支障が出ますよね。
この症状は「単なる設定ミス」のこともあれば、「部品の故障」「内部の詰まり」など専門的な修理が必要なケースもあります。
この記事では、エアコンの風が出ない・風量が弱い原因とその対策を徹底解説します。
1. エアコンの風が出ない・風量が弱い主な原因
エアコンの風が弱い原因は大きく分けて以下の3つです。
- ユーザー自身で解決できる軽度な原因(設定・フィルター汚れなど)
- 掃除や簡単なメンテナンスで改善できる原因(ファンや内部汚れなど)
- 専門業者に依頼すべき原因(部品故障・ガス漏れなど)
(1) リモコンの設定ミス
- 送風モードや除湿モードになっている
- 風量が「弱」や「静音」に設定されている
- タイマー機能で停止している
まずはリモコンの設定を確認するのが基本です。
(2) フィルターの目詰まり
フィルターがホコリで詰まると、空気の吸い込みが悪くなり風量が低下します。
- 使用頻度が高い家庭では2週間に1回が目安
- 掃除機で吸うだけでも改善するケースあり
(3) 室内機ファンの汚れ
エアコン内部の「クロスフローファン」がホコリやカビで詰まると、風が通りにくくなります。
これはフィルター掃除では取り切れず、分解クリーニングが必要になる場合があります。
(4) 室外機のトラブル
- 吸気口に物が置かれている
- 落ち葉やゴミが詰まっている
- ファンが回っていない
室外機が正常に動かないと、風量も低下します。
(5) 部品の劣化や故障
- 送風ファンモーターの故障 → ファンが回らない
- 基板の不具合 → 指令が伝わらず風が出ない
- コンプレッサーの異常 → 冷媒循環が止まり送風が弱い
これらは素人では修理が難しく、業者対応が必須です。
(6) ガス不足・ガス漏れ
冷媒ガスが不足すると、冷却機能が低下し風は出ても「冷えない・弱い」状態になります。
特に古いエアコンや施工不良でガス漏れがあると、この症状が起きやすいです。
2. 自分でできる確認・対処法
1. リモコン設定を確認する
「冷房」「風量:自動または強」になっているか確認。
2. フィルターを掃除する
掃除機で吸い取るか、ぬるま湯で洗って乾燥させる。
3. 室外機を確認する
- 前に物を置かない
- ゴミや落ち葉を取り除く
- 室外機周囲に風通しを確保
4. 電源をリセットする
一度コンセントを抜いて数分後に差し込み、リセットすると直る場合もあります。
3. 自分では対応しないほうがいいケース
- 内部ファンの分解清掃
- ガス補充や配管接続の修理
- 基板やモーターの交換
これらは専門知識が必要です。誤った処置は感電や故障の悪化につながります。
4. 業者に依頼すべき症状の目安
以下のような場合は、早めに業者へ依頼するのが安心です。
- フィルター掃除をしても改善しない
- 室外機ファンが回っていない
- 異音や異臭を伴う
- 風は出るが全く冷えない
- 設定通りに動かない
放置すると修理費用が高額になることもあるので注意!
5. 業者に依頼するメリット
- 専用機材で内部まで徹底洗浄できる
- ガス補充や漏れ修理に対応できる
- 部品交換で再発防止が可能
- 安全に作業してくれる
「まだ動くから大丈夫」と思って使い続けるより、早めに相談した方がトータルコストを抑えられます。
6. 修理・クリーニング・買い替えの判断基準
- 使用年数が10年未満 → 修理またはクリーニングで改善可能
- 使用年数が10年以上 → 修理費が高額なら買い替え検討
- 保証期間内 → メーカー修理を優先
7. 風が出ない・風量が弱いトラブルを予防する方法
- フィルターは月2回以上掃除
- 室外機周辺は常に風通しを確保
- 年1回は業者による分解クリーニング
- 無理な設定で酷使しない(強制冷却など)
まとめ
エアコンの風が出ない・風量が弱いのは、設定やフィルター掃除で直ることもあれば、内部の故障やガス漏れが原因のケースもあります。
・自分で解決できる範囲を試して改善しなければ、早めに業者に相談するのがベスト。
・放置すると電気代の増加や本体故障につながり、最悪の場合は買い替え費用が発生します。
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